「彼女、ちょっとゴメンね。大野さんちょっと、ちょっと!」
ニノにしゃべりかけられて呆然のわたし。
「は、はい…」ひきつった顔で答える。
‘‘彼女’’って言った…
「ちょっと待ってて」
って智くんはニノの元へ。
‘’うん‘’って頷くだけのわたし。
いわゆる〈大宮のヒソヒソ話〉に、うわぁ💙💛倒れそう😍
う~ん、スゴいもの見てるよ✨
もうちょっとちゃんとした服で来るべきだったなぁとか呑気に考えてる場合じゃない…
途中ニノがわたしに向かって、何度か「ゴメンね🙏」ってジェスチャーで謝ってくる。
にっこり笑顔で😊
その度に、首をブンブン横にふっては頭を下げる。
ずーっと見ていたいこの光景✨なんだけど、わたしのことを話してるのかも😓と思うとどこかに隠れたい気分…
あ、終わったみたい。
「じゃぁ、帰るわ」
「うん、また明日」
明日、一緒にお仕事なのか✨ってニヤニヤしそうになってたら、ニノがわたしの方に向かってくる。って、出口に向かって歩いてるだけなんだけど。
壁際に精一杯体を寄せて、ニノを見送ろうとするわたし。そしたら、すれ違う時に少し小声で
「。。ちゃん、うちのリーダーをよろしくっ」ってわたしの肩をポンポンてして帰って行った。
ヒィィ😱ワァァ😲
ニノに触られたー❗
な、なまえ言われたーー❗❗
どうしよう✴️
ドギマギするわたし。
「よろしくっ」だって💕
「ボケッとしてないで早く座ろうよ」
えっ!ボケッと……
びっくりドキドキしてただけなんだけどなぁ😓
なんか機嫌悪くない??
ニノに何か言われたのかな。
やっぱり、会っちゃダメだったんじゃないのかな…
「わたしと一緒で大丈夫でしたか…?」
「へ?あ、そのうちニノにはここで会うだろうなぁって思ってたから」
え、じゃあこうやってバッタリ会うのは想定内ってこと!?
そのつもりで、ここに連れて来てくれてたんだ…そうなんだ😊
「あの~、ニノなんか言ってましたか?わたしのこと…」
オシャレしてきたとは言えない、こんな普段着?どちらかと言えば地味な服で来ちゃって、智くんと一応デートなのに、この子大丈夫?とか言われてないかな😣
「二宮さんじゃなくて、ニノなんだ。オレのことはずっと大野さんだったのに」
「なんでって言われても…ニノはニノだし。ずっとって……」
うーんと、なんで二宮さんじゃないのかって言われても…
ファンだってこと言わない方がいいんじゃないかって思って、だから大野さんって言ってただけで😓
‘’大野くん‘’だったのを下の名前でって言うから今は智くんて呼んでるよ!?
何で今そういう話になるんだろ…
そして、何だかやっぱり機嫌がワルい😣