なんでそんなに不機嫌モードなんだろ💦
やっぱりわたしのこのあまりに気を抜きすぎた、おしゃれ度ない感じがダメだったのかも😣
外で会うことがあんまりないから、イマイチどうしたらいいかわからないとこもある。
そうだよね、大野智の“彼女”なんだよ…
一応ね。
もうちょっとちゃんとしないと。
うわぁ、その響きがコワイ😓
何ともいえない空気のなか食べ終わって外へ出る。
「ごちそうさまでした」
上手く笑えない。
「うん。ちょっと歩くか」
ってスタスタ歩いて行くから置いてかれそうになって、急いでついて行こうとすると、急に立ち止まって振り返る。
へっ!わたしも立ち止まる。
「ほらっ」
っていつもの左手が。
深く帽子をかぶってるから、表情はよく見えない。
智くんに追いついたわたしは、右手の指をからませて“恋人繋ぎ”にしてぎゅっと握る。
智くんの口元が少し緩んだのが分かって、ちょっとホッとする。
「オレもどっちかって言うとボーッとしてるけど、。。ちゃんもたまにボーッとするよね」
「そ、そうかな…?」
あ、いつもの優しい智くんだ。
智くんはボーッとしてるんじゃなくて、菩薩系なんだよ。
ゆーったりしてくれてるから、安心する😊
「ごめんなさい…」
「え?何が?」
「こんな、全然おしゃれしてない地味な服で来ちゃって」
「服?意味が分からないんだけど」
「地味でパッとしない感じで、ニノに何か言われたでしょ…あんな子で大丈夫?みたいなこと」
だいぶ間があって
「え?あ、ええっ!それでさっきからずっとニノがどうのこうのって気にしてたんだ」
マジかーそういうことかーとかって独り言だかなんだか分からないこと言って、楽しそうに笑ってる。
「服?そういう感じが似合ってていいと思うよ。それにラーメンだよ?高級ホテルのレストランに誘ったわけでもないし」
黒のワイドパンツ、白のニット、デニムのジャケット、そしてスニーカー。
こんなんでいいって言われて、それはそれでなんだか恥ずかしくなってくる😓
「いいコそうじゃん。オレに合ってんじゃない?って言われた」
色んな意味で嬉しすぎて、どう反応していいかわからない。
「本当にニノがそう言ったんですか…?」
「うん」
智くんに合ってる?
ニノにはそう見えたの?
ホントに!?
わたしより、ずーっと近くにいるニノがそんな風に言ってくれたことがホントに嬉しい。
泣きそうだよ…