ひとまず、大野くんが用意してくれてたお茶を飲もう。
1人でテーブルに座ってお茶を飲む。
視界の先には、ソファーで寝てる大野くん💙
ある意味贅沢でしかないなぁ~
ちょっと、窓の外見てみようかな!
大きい窓っていいよね。さすが15階。
薄暗くなってキラキラし始めた景色が広がってる。
寝ちゃったと思ったら、なんか急に緊張感が抜けて、ちょっとホッとする。
キレイだなぁって外を眺めながら、ロケに来た日からもう3か月くらいか。
女神さまどころか、全部の神さまがわたしに微笑んでる気分。
だって、今、大野智の家に居るんだよ。
そして、すぐそこで寝てる💙
起きないのかなぁ。
人を家に入れておいて、寝ちゃうって大野くんらしいと言えばそうかも。
ちょっと近寄って顔をのぞいてみる。
ふふっ、幸せ💙
左手は頭の下においてて、右手はスマホ持ったままでお腹の上。その右手をツンツンてしてみた。
わー、触っちゃった!
鼻筋、やっぱりキレイだなぁ。
そーっと鼻筋を撫でてみる。
わっ、撫でちゃった!
ホントに起きない。
こんなことして、起きたら困るんだけど💦
ずっとツンツンしちゃいそうで、ダメだ。
なんか、ないのかなぁ。
あ、あのさっき着てたジャケットでいいか。
掛けてあったジャケットを取って、大野くんにそーっとかける。
着ていたジャケットを手に取れる幸せ🍀
ホントは着てみたいんだけど、そういうのはやめとこう。
熟睡してるのに起こせないし、今日は帰ろうかな。
メモ書いて。
何時間でも眺めてられるんだけどなぁ💙
『大野さんへ
寝ちゃったみたいなので、帰ります。
起きたら、ラーメンは1人で行って下さいね。
今日もケーキを食べる会楽しかったです!
冷蔵庫に1コ残ってるケーキは、3日以内には食べちゃって下さいね。 。。より』
これでいいかな。
ラインしたら、通知音で起こしちゃうかもだし。
あ、さっき自分用に一緒に買った焼き菓子、少し置いて行こうかな。
ここの食べた事なかったから。
でもフロランタンとか、絶対うちのが美味しいと思うんだけどな。クッキーも。
1つづつ、メモの上に置くことにした。
もう一度大野くんの顔をのぞき込む。
うん、よく寝てる。
小さな声で「じゃあ、帰ります😊」
また、ケーキを食べる会で会えるよね。
静かに部屋を出て、なるべく音を立てないように、そっとドアを閉めた。