へぇー、こんなのをお勉強するんだ!
スゴいスゴい✨
テーブルに置いてあった問題集をパラパラっとめくってみる。
いつからお勉強してたんだろ。
ぜーんぜん気づかなかったな…
「勉強はやっぱり向いてない」
首にかけたタオルで髪の毛をガシガシ拭きながらリビングに戻ってきた。
「どれくらい前からお勉強してたんですか?」
「年明けくらいからちょっと」
やっぱりそんな前から…
「そんなことより早く入ってきなよ」
「あ、うん…」
「なんで、そんなに一緒がイヤなわけ?もう何回も一緒に入ったじゃん」
「何回もじゃないもん。2回だけ…」
「は?じゃあ何回になったらその回数関係なくなんだよ。もういいや。早く入れっ」
「はーい😊」
意味わかんない、みたいな智くんだけど、恥ずかしいのとドキドキしすぎちゃって…
慣れる時なんて来るのかな。
智くんの服を着てウキウキのわたし。
やっぱりわたしの足がたりなくて、スウェットが少し長いのがうれしい💙
わたしも髪の毛を拭きながらリビングへ戻ると、ソファーに座ってる後ろ姿が怪しい。
ミネラルウォーターを取りにそーっとキッチンへいく。
冷たくて美味しい😊
ゴクゴク飲んじゃった。
首が横にカクンてなって、ソファーに座ったまま寝てる。
まだ濡れてるよね…ってそーっと髪の毛をつまんだ瞬間、わっ!!目が開いた!
寝てなかった…
ニヤリと笑う智くん。
わたしがびっくりしてるのを楽しんでる。
と、思った時には体ごと引き寄せられて、バランスを崩しながら胸の中へ。
薄いTシャツ1枚の智くんの胸の中。
体温も感じる。
「つっかまえた~😊」
なんだかすごく楽しそう…
「絶対寝てるんだと思ってた😊」
「ふふっ、そんないつも寝ないし」
2人とも体勢を整えて、ソファーにならんで座る。
智くんの髪の毛に手をやりながら「髪、濡れてるから風邪…」
って言ったところで、唇を塞がれた。
さっき、ゴクゴク飲んだ冷たい水のせいで、触れた唇の温度がわたしと智くんで違いすぎて…
いつもより、もっと熱く感じてしまう。
でもね、そのわたしの冷たさがだんだん無くなっていくのがわかる。
智くんの熱いキスのせいで…